北斎すずめ踊り とは?
「すみだオリジナルの踊りがあったらいいね」ふとした会話から、北斎すずめ踊りの活動がはじまりました。
すみだ生まれの葛飾北斎の著作に『北斎漫画』という本があります。江戸の暮らし、動物、植物、妖怪変化まで約4000図を気の向くままに漫然と描いた絵テキスト集で、そのなかに『すずめ踊り』というサイトのトップ画面でもつかわれている絵がありました。
はっぴに手を入れ込んだ姿そのものが雀にも見え、呑んで酔っぱらって思わず誰かが踊りだしたのでしょうか。
この絵をみながら会話が進み、北斎が描いた『すずめ踊り』の要素を取り込んだすみだならではの踊りを立ち上げよう、いつか子供たちが踊りながらすみだの町パレードしてたらいいね、と想像を膨らませながら2013年”北斎すずめ踊り実行委員会”が発足しました。
もともと”すずめ踊り”は、1603年仙台城落成のときに踊られたといわれています。現存するかつての”すずめ踊り”はないものの、1985年、仙台市主催ではじまった仙台青葉まつりでは、かつての踊りを現代風にアレンジしたという”仙台すずめ踊り”が広まっていきました。
どうやって踊りを立ち上げていったらいいか正直あぐねていた頃、実行委員会のメンバーの1人が偶然にも”仙台すずめ踊り”のチーム”福来雀”さんのメンバーと出会います。そこから活動がはじまりました。まずは仙台で受け継がれてきた”すずめ踊り”を学ぼうと一緒に踊る機会を重ね、2013年の冬、福来雀さんの力をかりながら北斎漫画の要素をプラスして新たな踊り『北斎すずめ踊り』が始動しだしました。
まだはじまったばかりの『北斎すずめ踊り』。まずは多くの人に知ってもらおうと、すみだで暮らす人々を巻き込みながら創作練習会を重ねていっています。すみだのいろいろな場所に出向きいっしょに踊る機会をたくさんの方と持てることを願っています。すみだオリジナルの『北斎すずめ踊り』今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
北斎すずめ踊り 実行委員会 メンバー紹介
角田晴美 Harumi Tsunoda
平尾麻衣子 Maiko Hirao